2022.07.16 — 2022.07.24
長物のショートショート
人類の進化の過程で、石と並び、最も原初的で、道具の始祖の1つと言える「棒」に着目した展示です。
恐らく何千、何万年も昔から、私たち人類は幾度となく、森や山、海で、風や雪により折れた木の枝(すなわち棒)を拾い、握り、振り、藪を払ってきたことでしょう。
その場で打ち捨てられず、旅の友として、放牧の道具として、杖として、鍵として選ばれた棒もあったことでしょう。
もちろん棒が、武器や凶器として使われてきた場面も、歴史上、数えきれないほどあったはずです。
そんな誰しもが、人生で一度は手に取る棒を、様々な職種の人々に選び、採取してもらい、棒の中に、その美しさ、便利さ、
道具・装飾としての可能性、想いを改めて見出すのが本展の目的です。
会場では、30組の出展者によって採取された、各人の解釈による「棒」と、それらにまつわる物語を展示します。
現在における多種多様な「長物」の可能性を、美しさをご覧下さい。
◯参加作家
足立成亮(outwoods キコリ) / 今井スー&コマ(犬) / 江口宏志(Mitosaya 蒸留家) / 岡本光市(共栄デザイン・FIELD RECORD デザイナー) / 岡本菜穂(SIRI SIRI ジュエリーデザイナー) /川良謙太(VOU / 棒 オーナー) / 木村亜津(アーティスト) / 熊谷彰博(デザイナー) / 児玉結衣子(mangekyo インテリアデザイナー) / 小林眞(out of museum) / 坂本大三郎(山伏) / 白木麻子(現代美術家) / ダヴィッド・グレットリ(ディレクター) / 辻有希(木工作家) / 土田瞬(交点・ハンター) / てらしま3姉弟(子ども) / 中田由美(インテリアスタイリスト) /中村さとみ(竹工芸作家) / 本多沙映(アーティスト) / 前田麦(アーティスト・イラストレーター) / 舛森拓郎(薪ストーブ屋) / 元木大輔(建築家) / 森美穂子(and wander デザイナー) / 山田遊(method バイヤー) / 山本考志(HOW TO WRAP_) / 吉川徹(RIBBONESIA クリエイティブディレクター) / 𠮷田勝信(デザイナー) / 吉村紘一(ウサギノネドコ・博物蒐集家) / 621(家具デザイナー) / 渡部萌(編組物作家)
- 日程
- 2022年7月16日(土)〜7月24日(日)
- 時間
- 12:00~19:00
- 会場
- BLAKISTON
- 住所
- 札幌市中央区北10条西16丁目28-145 拓殖ビル1F
- キュレーター
- 前田麦 / 山田遊
- 宣伝美術
- 熊谷彰博
- 写真
- 小川真輝
- 会場構成(札幌)
- BLAKISTON